90.A社25周年記念セミナーより(その1)


D社:

・顧客満足度をあげる

日本のケータイ市場は、明らかに成熟期に入った。ドコモは5400万加入者(51%)を有しているが、その支払いの97%はVALUEコース。特筆すべきは0.51%の解約率。よって、既存顧客を徹底的に大事にする作戦でいく。

・ケータイの機能はどんどん進化させる

今までは「・・・ができるケータイ」。例えば、通話ができる、メールができる、インターネットにアクセスできる、支払いができる…これからは「・・・をしてくれるケータイ」を追加する。例えば、エージェントサービス。通勤条件をインプットしておくと、自分に関係のある「運転見合わせ情報」があれば、それを選んで直ぐに配信してくれるような….

・ケータイを多様化させる

タッチパネル、フルキー、防水、健康、ブランド、FA、車、放送、家電、シンクライアント化、セパレートケータイ

 

A社:

・すべての機器をネットにつなぐ

チャイナモバイルがTD-SCDMAで3Gサービスを始めた。NetFrontが、累計6.4億台、1522機種に搭載されている。ケータイ35億人+PC10億人=>35~45億人がインターネットに繋がっている。これに、家電が繋がると、あっという間に100億超の機器が繋がることになる。

・世界展開をおこなっている

全社員1600人になった。日本、米国、独国、仏国、中国、台湾、韓国。Widgetによるメディアサービス事業を始めた。ALP3.0、ALPminを出荷する。

 

If社:

・インテーネットは経路表爆発が起こっている

10年前5万経路、現在25万経路、10年後には100万経路を超えて1000万経路になって、経路管理ができなくなる。

・日本の総電力の40%をIPが使っている

2010年予想は57BkWh。その21%がルータ+18%がサーバー。GoogleのIDCは原子力発電所1個分の電力を必要としている。ケータイのS/Wのノウハウを活用すべき。

・情報過多に対応する必要あり

IDCに預けたデータが当人が死んでも残っているのは如何なものか。情報過多に対する遮断、選別、制御、消去のルール作りが必要になってきている。

・組込みS/W

ケータイのS/Wが1000万行、Win-NT並。Win-VISTAは4000万行。どんなに優秀な技術者でも100万行は見通せない。アーキテクトが重要。