66.車の運転と事故防止
ニュースで、普通車と軽自動車が正面衝突して、軽自動車に載っていた2名が死亡、普通車に載っていた3人と軽自動車を運転していた人の4名が重症、軽自動車のもうひとりが軽症という7人の死亡および重軽傷者の事故を放送していました。テレビで見る限りでは、緩やかなカーブで正面衝突など起こりそうにないところですし、それに普通車を運転していたのはトラックの運転手という、言わば運転のプロがハンドルを握っていての事故ですから、まあ、案外、「事故」というものはこういうものかも知れませんが、ちょっと気になりましたので、今日は車の運転と交通事故防止という観点で話をします。
ところで、恥ずかしい話ですが、下名も交通事故を起こしたことがあります。ゴルフの帰りに渋滞に巻き込まれ、うっかり居眠り運転をしてしまいました。渋滞の中だったのでスピードは出ていなかったと思いますが、それでも車の前はぐしゃぐしゃでした。それが緩衝材になったのか幸いに自分の身体は何ともありませんでしたけれども。それに、私は、車の運転は上手ではありません。運転しながら、ほかのことを考えるクセがあって、運転に集中しないからです。信号を無視したり、前の車との車間が近すぎてハッとしたり、そんなことがよくあります。
また、フランスでの話ですが、着任間もない若い人でしたが、夫婦でパリからレンヌまで200kmくらいの道のりを車で走ってきたときに、高速から一般道に降りるときにハンドルを切りきれなくてダイブしてしまい、本人は死亡、奥様は大怪我という大事故になりました。外国の高速道路では時速150~160kmくらいのスピードは普通ですし、もっと速く走っている車もあります。200kmくらいの距離をそういう高速で走っていると、スピードに麻痺してしまって、自分がどのくらいのスピードで走っているのか分からなくなってしまうことがあります。彼は日本で運転するときと同じような感覚でブレーキを踏んだと思いますが、思ったスピードまでは減速できなかった、結果として、下の道路までダイブしてしまったということだったのではないかという地元警察の推測でした。
それから、当社の営業車の事故はだいたい毎月2件くらいあります。幸い、大きな事故はありませんが、ゴキブリ理論で言えば、こういう小さな事故があるということは必ず大きな事故が起こるということに繋がるということになるので、普段からの注意が必要です。
当部でも、営業車をよく使いますので、運転には特に注意してほしいと思います。
・まず、運転するときは「体調」をしっかり整えること.寝不足やイライラしたりしないこと.
・運転する前には、道順や路面の凍結対策など、事前によく「準備」すること.
・運転しているときには、運転に「集中」すること.
とにかく、交通事故は大きな事故になりがちです。十分に注意して、運転して下さい。