65.与信限度に注意を!


「世の中が不景気になってきており、あきらかに倒産件数も増えている。こういうときは回収ということにも気を配るように」との話がありました。その目で、この1週間の動きをみていると、半導体の世界では、富士通が子会社化することを決定し、NECエレクトロニクスや松下、東芝とどういう連繋をするか模索し始めました。当部の有力顧客のFF社も、この3月末にはF電機との合弁を解消してF社に戻るような未確認の話があります。携帯電話に関しても、S電機のKセラへの身売りが本決まりになり、M電機の携帯電話ビジネスも何らかの大きな決定が下されようとしています。

 

こういうふうな大きな会社のM&Aやリストラがあると、その関連会社や協力会社が大きな打撃を受けます。集中と選択で生き残ったところはいいですが、事業を縮小したり撤退したりするところに関連する会社は一気におかしくなってしまいます。私たちのお客様には、そういう会社も多いですから、普段からもそうですが、こういう時機においては、債権を残さない、回収方法をより現金化する、回収期間を短縮するという動きをする必要があります。与信限度についてもそうです。できるだけ早い段階で情報を収集し、お客様の状況あわせた与信限度で商売をする、そういう取り組みが必要だと思います。注意して下さい。