4.特別講座1(この講座全体で話したいこと)
全体を見せないで、ピンポイントから特別講座を始めたので、混乱しました。ある程度予想とおりですが、こういうふうに悩んでみるのも大いに意味あることだと思っています。期間が限られているので、そうも、いきません。少し全体像を話しましょう。
最初に、会社の長になる人の資質は層になっているという話をしました。いろんな物事を考えるとき、面的に考えるか、層的に考えるか選択します。このテーマは「深堀り」ですから、層で表す方を選択します。例えば、コンピュータはH/Wがあり、OSはあり、その上にアプリがあるように、階層的になっています。あのイメージです。下名が長らくやってきた通信手順も層で構成し、説明してあります。
下名は、会社の長たるものを、以下の7つの層で定義しようとしています。
レイヤー0:健康な体+健全な精神
レイヤー1:コア
レイヤー2:蓄積・感度
レイヤー3:品質・品格
レイヤー4:性能
レイヤー5:行動・実務
レイヤー6:環境
レイヤー0は人間共通のものです。「誠実、感謝、元気」は、全部これに属するもので議論の余地はなく、会社の長でなくても、信用される人間として絶対に具備していなければならない必要条件です。
レイヤー1~4、これが会社の長として具備すべきもの。ここがポイントで、十分条件になるものです。
必要な情報を蓄積するためにどうすればよいか。
品格を上げるにはどうしたらよいか。
性能(スピードと置き換えてもいいですが)、これを上げるにはどうしたらよいか。
ここまでは、ハウツーではありません。すべて、心がけの問題として、頭に叩き込む必要があります。これからじっくり話していきます。これができて、やっと経営に携われる人間が出来上がると考えています。
レイヤー5、経営をどうやってやるか、実践です。行動です。
レイヤー6、市場を含む経営環境全般です。
答えはひとつではありません。私が普段心がけていることを順番に話していきたいと思っています。今レイヤー1=特別講座1を進めています。まだまだ先は長いです。
特別講座1(この講座全体で話したいこと)