37.特別講座5(外部リソースの活用)
雇用形態が多様化した昨今は、できるだけ外部リソースに依存した方がいいと思っています。もっとも典型的なモデルは、建築業界だと思います。ゲネコンがいて、サブコンがいて、孫請けがいて、曾孫請けがいて、いったいどこまでいくのかというほど、深い階層になっています。それでもそれぞれの立場で、品質とコストを満たし、自分より上位に向かって、それを保証する、すばらしいシステムになっています。この一番のメリットは、必要以上に固定費を膨らませないということだと思います。会社対会社で雇用調整できる点です。
前述しましたが、ここで注意すべきことは、発注者と受注者の関係になってはいけないことです。関係者は、最終のお客様のご要求を完全に満たさねばならない同じターゲットを共有しているパートナーであるという感覚です。部分が崩れると全体が崩れます。
特別講座5(外部リソースの活用)