35.集中せよ


「集中」ということについて話します。最近、下の息子と話したことです。昨年就職して今年が2年目ですが、まだまだ子供っぽいところが残っていて、「今週はずっと休みなしで働かないといけない、いやだなあ。」というようなことを言出したりします。季節は春、五月病のはしりのはしりでしょうか。そこで、私が話したのは、「あんまり先のことを考えずに一日一日を全力でやる。全力でやった1日の積み上げで、あっという間に1週間が終わる。向う1週間をみてしまうから、休みがないとかしんどいとか思ってしまう。計画はきちんと先までみて作らないといけないけど、実行は、とにかく一日一日をしっかりやること。これが一番だよ。」と。一日に集中することで、やっと満足できる仕事が残せると思います。

 

もうひとつの話は、先週の定例フォローでの話です。

 

お陰さまで、システム関連の商談はバンバン入るようになり、今日現在では50件くらいの商談が動いています。ところが、問題は成約に至らないこと、なかなか受注したというところへ持ち込めないことが、現実の問題としてあります。これでは、困る訳で、今までのやり方をしていたのでは、商談が100件に拡がっても、まだ成約案件がないというような事態も考えられます。そこで、各案件ごとにABC管理をするようにお願いしました。受注確度が90%以上のものをA、70%以上のものをB、50%以上のものをC、それ以下をD、として管理し、受注確度の高いものにリソースを集中投入して、一気に成約に漕ぎ着ける、そういう動きを要請しました。これも集中のやり方のひとつだと思います。

 

それぞれにおいて「集中」のやり方は異なるかもしれません。でも、皆さんの周りを見て、集中が必要なものはないか、集中が必要な時期はいつか、是非是非に点検してみて下さい。