3.目標数値
先期の数字をみました。計画数値に対して売上、利益とも大幅に下回っています。これを先ず反省する必要があります。今期は絶対に計画数値を必達しましょう。できれば黒字化を目指そうではありませんか。
数値は、特需のようなもので達成しても、それは達成したことになりません。それを除いてあくまでも個々の元計画に対してどうだったかをきちんとフォローする必要があります。数値は結果がよければそれでよいという性格のものではありません。計画より大きく改善されるということは、逆に大きく下回ることもあるということです。これでは経営はできません。計画した中身と達成した結果を細かくみて、それが一致していくことで本当の「強さ」が生まれます。もちろん、特需は特需で大歓迎ですが。また、分離されたことによって損益的には身軽になったはずです。利益面でも大きく改善して下さい。応援が必要になったときは柔軟に対応します。
そのために、これからは市場性がないとか、この製品は難しいとか言うことは止めにしましょう。そう考えた瞬間から目標達成を投げ出したことになります。社長はいいことを教えて下さいました。「お客様にとって役に立っているか、便利か、といつも考えること。もしそうであれば必ずお客様からお仕事が頂戴できるはずだし、分け前も貰えるはず。」これを原点にしましょう。自分がやっている仕事に対して、言い訳を考えるのではなく、「お客様の役に立っているか」これを真摯に自問自答することで、結果を出すことに専念して下さい。きっと良い成果につながると思います。
次に、もうひとつ。細かいミスをなくしましょう。計上ミス、伝票ミス、いろんなミスが散見されます。ごきぶりが1匹見つかるとそこには30匹いるといいます。ひやりハッとの先には必ず大きな事故があると言います。小さなミスの先にお客様の信用を失墜する大きな失敗があるかもしれません。こんなことぐらい大丈夫と考えないで、木目の細かい正確な仕事をすることでお客様の信頼を勝ち取りましょう。