251.フェアであること


今朝の新聞で、阿久津市長のリコールが決定したことを報道していました。如何に市長は直接選挙で選ばれるとは言え、あるいは自分の意見と違うとは言え、何ヶ月も議会を開かずに、専決事項として自分の考えだけで物事を決めていくやり方はまったくフェアではありません。民主主義の最低条件である他人の意見を聞くことは必須だと思うからです。まさに暴君の専制政治的で、議会制民主主義の形をなしていませんでした。

 

「フェアであること」とはどういうことでしょうか。下名は一番大事なことは、相手の目線で考えるということだと思います。自分のレベルで考えるのではなく、相手の条件で考えることで、フェアに近づくことができると思っています。一番分かりやすいのは、立場の違いがある場合です。上司と部下、お客様と自分、その逆で自分と仕入先、先輩と後輩などです。この場合は最初から明らかにアンフェアですから、これをフェアにするためには、相手の立場にたって考えてみる、相手と同じレベルにして考えるみることが大事であることは容易に分かると思います。

立場の違いだけではありません。年齢の違い、性別の違い、大人と子供、健常者と障害者、国籍の違い、ロケーションの違い、タイミング(時間軸)の違いなど、いろんな場面にフェアでないケースがあります。それらについても、相手の立場に立って条件を同じレベルにして考えてみることでフェアに近づくことができます。

 

ちょっと話が飛躍しますが、昨日、千葉のゴルフの帰路で、大渋滞に捕まり往生しました。最終便の飛行機に間に合うかどうかヒヤヒヤものでした。その理由は、海ほたるの入口で自家用車3台が絡む追突事故があったからです。追い越し車線から急に海ほたるに入ろうとして接触した感じでした。これもフェアでない運転をするからです。後続の車の条件を考えて運転すれば、左折するタイミングがフェアかどうか、すぐ分かることです。

 

お客様との関係においても、タメ口をきいてはいけませんが、あまりにもへりくだってもいけません。同様に、仕入先との関係においても無理難題を吹っかけてはいけません。どちらにもWin―Winの関係が成り立つことがフェアな関係です。是非、意識してほしいと思います。