242.あきらめない


9月です。残り1ヶ月です。この時期にお願いするのは、ひとつだけ、目標達成に向けて必死で頑張ってほしいということです。特に、案件対応の期ズレが発生するとリカバリーが非常に難しくなりますので、できるだけ前倒しで、きっちりフォローすることが必至です。

 

四半期フォローの結果は、売上高で予算比97.4%、一次利益同98.6%です。もう一踏ん張りで予算が達成できます。最後まであきらめないで頑張って下さい。予算が達成できるかどうかは今後の事業展開に大きな影響を与えますし、もっと現実的に、賞与の評価に影響します。

社内に認められる事業になるために、会社に約束した予算ですから、何としても達成しましょう。

 

ところで、今朝乗ったタクシーの運転手さんが面白いことを言っていました。運転日誌が真っ黒だったので、「頑張っていますねえ、売上はどうですか?」と聞いたところ、「まあまあ。真面目に頑張れば、普通にできますよ」と予想外の返事でした。

 

「ポイントは、最後までねばること、これが大事だね。だいたい駄目だと思ったら帰ってしまう運転手が多いので、その後が勝負。夕方からの勤務だけれども、徹底的に粘ると、朝方の通勤サラリーマンが拾える。頑張ると月90万円くらいの水揚げになるので、その6割、54万円が給与、手取り40万円くらいにはなりますよ。」

 

「報道は、だいたい嘘ですね。タクシーの運転手は15万円から20万円の薄給で生活がたいへん!とよくいうでしょう。あれはね、年金を貰いながらタクシーの運転手をしているひとを含むからですよ。彼らは40万円とか50万円とか稼ぐと年金がもらえなくなるから、適当なところで止めるんですよ。報道は全部平均しての話です。まじめにやれば、そんなことはありません。私ら子供がまだ学校に行っているし、それでは生活できません。」

 

我々も、欧州が悪い、中国の景気指標が4ヶ月連続下がっているとか報道を気にしていますが、そういう報道にとらわれることなく、目の前の案件を実直に真面目に追っかけることで目標数値が達成できると思います。タクシーの運転手さんの言ったことを教訓にしたいと思います。