236.想像以上に世の中は早く変わっている(3)


居眠り運転による大きな事故が続きました。15年ほど前に、下名も居眠りで事故を起こしたことがあります。テレビや新聞で事故を見るたびに、その瞬間の感じを明白に思い出します。皆さんにも事故を起こしてほしくないので、ちょっと恥ずかしいですが、教訓として話をしておきたいと思います。

 

初めに、2つの事故を振返っておくと、最初の事故は、4月23日に起こった「京都府亀岡市の集団登校事故」でした。18歳の無免許の少年が一晩中一人運転したあげく、居眠り運転でノーブレーキのまま学童の集団登校の列に突っ込んだもので、10人が犠牲となりました。3人が死亡しましたが、そのうち引率していたひとりの母親は7ヶ月の胎児も死亡した悲劇でした。

ふたつめは、4月29日に起こった「関越道高速ツアーバス防音壁追突事故」です。2種免許取得4年の43歳の運転手が居眠り運転でノーブレーキのまま高速道路側壁に突っ込んだもので、46人が犠牲になりました。うち7人が死亡、39人が重軽傷という大惨事になりました。運転手は分別のつくはずの年齢ですが、過労ではないかと思われています。