212.地震と原発、環境問題の真実(4)(武田邦彦)
(2)環境問題
・南極の氷は解けない。
海水温が上ると、海水が水蒸気になって空に昇る。そのままだと空が海になるので、必ず水蒸気は地上に落ちてくる。南極の地表は平均-40℃なので、もし+2℃の温暖化があっても地表温度は-38℃だから、地上に降る水蒸気は必ず雪になる。どんどん雪が積もる。つまり、温暖化で海水温が上っても、南極の氷は解けるどころか増えることになる。
・北極の白熊は絶滅しない。
北極の氷も減っていない。毎年きちんと調査しているが減っていない。放映されている映像は嘘である。氷が解けて、白熊が水難にあって絶滅するのではと心配されているが問題はない。白熊はヒグマが北に行って進化したものである。その証拠に白熊とヒグマは交配できる。白熊が死んでも、またヒグマが北に行って白熊に進化する。
・ツバル諸島は沈んでいない。
第2次大戦中に米国が土を盛って飛行場を作り、フィリピンの日本軍を攻撃した。その一部が崩れていることころは確かにあるが、ツバル諸島が海水に洗われるのは1年に1回の大潮のときだけ。NHKのカメラマンの飛行機搭乗記録であきらか。
・温暖化で苦しむのは中国と米国。
温暖化は太陽の輻射熱。太陽が500年周期の活動期に入っているだけ。気温(空気)が暖かくなっても海水温は上らない。CO2の影響ではない。CO2削減に取り組んでいるのは日本だけ。海面に囲まれている日本は、温度上昇は知れている。大陸の中国や米国は温度がどんどん上って人が死ぬ。TVでは言えないが戦死した祖父の仇が討てる。これから戦うことになる孫のために戦力ダウンができる。