204.何故,SOCが儲からないか(4)(一橋大中屋特任教授との議論)
(4)グローバルカンパニー
・IBM/インテル
IBMやインテルは、厳密な意味で、グローバルカンパニーではない。ただの米国カンパニーである。米国カンパニーが世界を席巻したにすぎない。真にグローバルなカンパニーとは中華思想に毒されず、多民族・多国籍に支持されたカンパニーのことである。
・ソニー
ソニーは、グローバルカンパニーの最も代表的な企業である。井深氏、盛田氏でスタートした日本企業であるが、現在では、全く醤油の匂いはしない。ひとつの証拠に、外国で生まれた日本国籍の2世社員がいる。彼らの悩みは自国を認識できないことである。日本に対して郷愁はない。
・Samsong
最も近くではサムソンが三星からSamsongになった。キムチの匂いはしない。世界中でたくさんのメッセが開催されるが、韓国人が表にでることはない。
この章のまとめ
厳密な意味でのグローバルカンパニーとは無国籍に近い多民族共同経営企業である。髪の毛や目の色が違う人間が当たり前のように一緒に仕事をしている姿である。