19.特別講座4(性能)


特別講座4は、「性能」の話です。

すべの判断は、どれだけの情報を蓄積しているかということに依存すると話しました。 たくさんの蓄積(=情報)をベースにした方が優位であることは自明です。

 

次に問題になるのは、どれだけ早く処理するか、性能の問題です。性能は「処理スピード」といことができます。それでは、処理スピードとはなにか。その答えは、とにかく最終的な正解に早く到達することです。そのためには、人よりも早く問題に気がついて考え始めることです。そして24時間考え続けることです。人間である以上、そんなに極端に考えるスピードが違うはずはありません。早そうに見えるのは、考えている時間そのものが先行しているのです。

会社の長たるものは、時空間を広く鳥瞰しないといけないのは、ここにあるのです。早く問題に気がつかないといけないのです。早く気がつけば、考える時間はたっぷりあるのです。実務から一歩退いて、問題点を見つける。問題を考える。実務にのめり込んでいたら、このための時間が取れないのです。

 

数字にも強くならないといけません。B/SやP/Lはもちろんですが、あらゆる数字を意識して記憶しないといけません。それぞれの数字が持つ意味を早く読み取らないといけません。これは訓練です。いろんな数字の見方をトレーニングしないといけません。

 

作業は意識的に少なくして、スタッフにさせるべきですが、読むスピードは早くする必要があります。たくさんの書類に目を通さなければならないし、大量のメールを読まないといけません。

読む速さは作業性をぐんと変えます。但し、字面を読む早さではなく、あくまでも、書いてある内容を読み取る早さですが。

 

できれば、パソコンのキーボードを打つ早さも早くしたいものです。多くの書類を作ることはないとしても、メールには返信しなければなrないときもあります。キーを打つ早さが早くても何もマイナスはありません。

 

特別講座4(性能)