18.特別講座3(日本料理を食するときのマナー)
(1)基本的なこと
・お客様に不快な感じを与えない。(服装、洗髪、爪、靴下、姿勢、話し方、食べ方、話題、いろいろ)
・明るく、楽しく。リラックした雰囲気づくり。
・調子に乗ってチャラケない。
・同席している人をくささない。冗談でもだめ。
・身体的特徴は話題にしない。
・下ネタは相手次第、程度問題。女性のお客様がいるときはしない。
・呑みすぎない。大声をださない。
・暴言を吐かない。下品にならない。
(2)姿勢
・背筋を伸ばして、猫背にならない。
・肘をつかない。
・盃やコップは両手で。ワイングラスは置いて注いでもらう。
・徳利やビール瓶も両手で。ラベルが上。左手の片手は絶対にしてはいけない(最悪)。
・ワイングラスは片手で、ネックをもつ。ネック以外は持たない。
・ワイングラスは乾杯でも当てない。静かに上にあげるだけ。上等ほど薄い。
・ビールもワインも飲む場所は1箇所から。グラスのあちこちから飲まない。
・箸使いは両手で。
・箸が濡れているところが短いほど上品。
・箸は、必ず箸置きに。
・箸置きは、先頭が短く置くほうが上品。
・渡し箸、迷い箸、ねぶり箸はしない。
・箸で食器を動かさない。
・お椀の蓋は押してあけない。
・お椀、お皿は腋を閉めて手に持って。
・お吸い物のお椀も原則両手でもつ。
・お吸い物に箸を突っ込みながら、おつゆを飲まない。お吸い物の汁を飲むときは、お椀と箸を同時に両手でもつ。
・手皿はしない。
・話をするときは、食べ物を飲み込んでから。
・食器は重ねない。料理より食器が高価な場合があるため。
(3)食べ方
・お客様のスピードに合わせる。
・食べる順番は出てきたものから。
・重なったときは温かいものを先に食べる。
・食べ切れなかったら、さっさと下げてもらう。席の周りをいつもすっきりと。
・こぼさない。
・刺身は白身が先。あとで赤身を食べる。
・刺身のツマは食べてもよい。
・白身はわさびをのせて。赤身はわさびを溶かして。
・鮨は、横に倒してから、箸でもつ。
・巻きもの、軍艦ものは、しょうがでしょうゆをつける。
・ビールと白ワインは注ぎ足ししない。
・赤ワインの常温は16~18℃。冷やしてある場合は注ぎ足ししない。
・室温と同じ赤ワインは注ぎ足ししてもよい。
・そば、うどん以外は音を立てない。香の物に注意。
・うどんをとるときは、なべのふちをすべらせて。
・汁物のおかわりはしない。ご飯はおかわりしてもよいときがある。
特別講座3(日本料理を食するときのマナー)