175.ホーム柵
先日、京王線新宿駅で、酔っ払った人が電車待ちの列にぶつかり、そのはずみで先頭にいた人が電車とホームに挟まれて亡くなるという痛ましい事故がありました。最近のことなので覚えておられる人が多いと思いますが、何とその人は、お世話になっている星槎国際学園大学の佐藤方哉(まさや)学長でした。この佐藤学長は、詩人佐藤春夫と谷崎潤一郎の別れた妻の長男にあたる方で、谷崎潤一郎が名付け親で、満77歳、慶應義塾大学名誉教授、心理学者、行動分析学の権威でした。まだまだこれから活躍される日本の頭脳がこんなことで失われてしまう、非常に残念なことでした。また、ちょっと前のことになりますが、車椅子に乗っていた人が、電車に乗る方向に止まっていたところ、プラットフォームに傾斜があって、前のめりに線路に落ちて、死亡された事故もありました。そういう意味で、ホーム柵の早期設置が望まれており、今朝の朝日新聞の社説でも取り上げられていました。
一方、民主党の代表選が、必ずしも世論を反映していないような雰囲気です。結果次第では、もっと政治の混迷が深まることも考えられます。自民党は、景気対策優先のために、子供手当てを一次凍結して、その予算を公共投資に割り振るべきだと言っています。この話もちょっと極端だと思いますが、景気浮揚対策として公共投資の見直しが始まることは、十分あり得ることだと思います。ホーム柵の早期設置に予算がつくかもしれません。今、スマートグリッドの案件が忙しくて、一時ほどホーム柵に時間を割いていませんが、ちょっと先をみて、再起動させておく必要があるように感じています。
同様に、パンデミック対策としての熱は冷めましたが、いつ何の理由で復活するかわかりません。豚インフルエンザは沈静化したとWHOが発表しましたが、最近のニュースでは致死率60%以上の鳥インフルエンザウィルスが豚に入り、人間に伝染しやすいウィルスに変異したとの発表もあります。ちょっと身の回りでフォローが不足している案件はありませんか。注意深く棚卸しをして、チェックして下さい。いざと言うときに間に合わないようなことがないように。