145.神戸大震災(1)
今年は、神戸大震災から満15年経ちます。そろそろ記憶が風化する時期かもしれませんが、毎年、この時期には、きちんと思い起こして,反省なり、対策なりをしないといけないと思っています。
当日の朝は自宅にいました。幸いにして、当家は前年に建て替えたばかりで、まったく事前に予感したわけではないですが、徹底的に地震対策ができていて、被害は非常に小さくすみました。隣の家は屋根が折れ、前の家はベランダが落ちました。近くの阪急伊丹駅はつぶれて死者がでたくらいですので揺れはものすごくひどかったですが、敷地全体を175cm掘って全面コンクリートで埋めたところに基礎を作ったり、クロスの筋交いを多用したり、屋根を瓦ではなく軽いものにしたり、水屋や本箱や靴箱などはすべて造り付けにしていたので固有振動数が一緒になって家全体が同じように揺れた関係で軽微の被害ですんだと思っています。
最初は地震とは思えず、近くに飛行機が落ちたと思いましたので、地震がやや収まったところで、外に飛び出して、近くに火災がないか確認しました。そして、玄関のドアを開けっ放しにして、家族全員を一番柱の多いところに集めて、今のは地震で余震がくるからここにいるようにと話して、世があけるのを待ちました。幸いにして、当家は水道もガスも止まることなく、普通の生活を続けることができました。