需要創出


需要と供給は「にわとり、たまご」の関係にある。同時に成立するまたは需要が先にあれば組みやすい。需要がはっきりしない中で需要増に成功した例が身近にある。

 

阪急を創設した小林一三は沿線開発の多角化で乗客を増やした。住宅地分譲・温泉・歌劇・遊園地・球団・ホテル。伊丹沿線だけでも塚口・稲野・新伊丹に質の高い分譲地があった。戦後のベビーブームと符号した。

 

ケータイがアナログだった頃。固定電話で当たり前だった電話債権が必要だった。ドコモの初代社長大星公二はこれを廃止した。本体価格のみとなった。販売手数料を価格に反映して0円販売するなど一気にブームになった。コミュニケーションの渇望をを読みきっているようだった。

 

結果的にそこには潜在需要があった。時代を先取りし来るべきニーズを掘り起こす。確かな時代の流れをみる目。濱村