閑話休題(5)「佐賀のがばいばあちゃん」


佐賀のがばいばあちゃん」という本を読んだことがありますか? あの漫才師の島田洋七さんの実話です。

 

島田さんは、子供のころ、原爆症の父親と死別し、広島に住んでいる母親と離れて、佐賀の母親の母親=おばあちゃんに引き取られて、中学3年生まで育てられたということです。

 

当時のことですので、物資がまったくない極貧の生活です。それはちょっと誰もが経験したことのないほどの貧乏な暮らしですが、その中でのおばあちゃんが実に明るくて力強い。

 

おばあちゃん語録を少しだけ紹介すると、

・ 生きていることが面白い。なりふりかまうより、工夫してみろ。

・ 人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。

・ ケチは最低! 節約は天才!

・ 通知表は0でなければええ。1とか2とかを足していけば5になる。人生は総合力じゃ!

などなど。

 

これで少し想像がつくと思いますが、「がばい」というのは、佐賀弁で「すごい」という意味だそうです。

 

この本は、3冊がシリーズで出版されていて、すでに260万部が売れているそうです。TVドラマにもなりました。何か元気をくれる1冊として推薦しますので、是非、読んでみて下さい。