農業のIT化
収入。反あたり4石の米はなかなかとれない。日当たりの悪い山間部だとその半分になることもある。4石=10俵。一町歩=10反=100俵。1俵=60kg =30+30kg=仮に1.5万円とすると、100俵=150万円。これでも農家の平均以上だ。
支出。苗代、草取り、農薬、肥料、稲刈り、脱穀、乾燥、籾摺り、農器具のローン、倉庫。どう考えても原価割れ。儲かる筈はない。まだ自分の労賃を入れていない。
これで1年の半分がつぶれる。短くしても5ヶ月。雪が降ると野外の作業はできない。米農家を会社化しても成り立たない。米単価2倍でもっと大規模にしてもどうか。残りの期間を近郊野菜、きのこ栽培、果樹、花など多角化して稼いでもやっていけない。食べるものはある。投資はできない。
農業をIT化する話がある。スマホの活用などすぐに絵を描くことはできる。
基本的に肝心のお金が回らない。日本の農家のIT化に手をだして回収できない会社が多数撤退する。濱村