目的と目標


「目的」は何のためにどう行動するのかに重点を置く。学校に行くのは、勉強するため、親交を深めるため、部活に打ち込むため。行動的で抽象的。目標を達成するための行動。継続することができる。例えば「ゴルフの寄せを練習して上手くなる」

 

対して「目標」は行動がもたらす結果。具体的な到達点。達成可能であることが重要。次の目標が設定できる。だから目標は通過点のこともある。例えば「ゴルフのスコア90とか80とか」

 

六甲山しか登ったことのない人が富士山登山やエベレスト登山についてとやかくいいがち。山に登るという行動には共通性があるからだ。ところが目標が違うと必ずしも共通性があるとは言えなくなる。

 

「目的」と「目標」をごちゃごちゃにしている人が多い。「バグのでない/ださないS/Wチームをつくる」ことは目的で、結果として「バグは1モジュール1個以下」という目標を定める。

行動を含む永続的な状態をつくることが目標だという人がいるが、どんなにいいやり方でも、行動は動的で、メンバーも変わるし、やり方も日々更新されて、一定に留まることはなかなかない。濱村