気配と気配り


市場はどういう方向に動こうとしているか。お客様は何を欲しているか。この商品は売れそうだ。社内の雰囲気がちょっとおかしいぞ。ぜんぶ気配を感じる。データをみてからでは遅い。裏づけにデータをとってみる。その敏感さがトップリーダや経営者に求められる。

 

頭の良い悪いは生まれついたものである。自分の努力は能力をキープするするためのもの。上位5%の人=1/20は残り95%の人の面倒をみて当然である。それでも割り付けられた仕事を差配しているに過ぎない。上位5%の更に上位5%=1/4000が仕事を作り出している。

 

厳密にいうと要求仕様を決めているお客様だけだ。メーカーはテーマを貰い、商品企画や研究テーマを考えている段階も、研究者や設計者も、専門家として保有技術を搾り出しているに過ぎない。

 

差配される人間とする人間。する側の人間にはされる側の人間の能力に応じた公平さが求めらる。それが気配り。できない人を排除するのは最終手段。ハンディを持った人に優しくなる。濱村