手口
ふたりが私服警官を装う。怪しいから財布をみせろという。チェックしているふりをして大麻などを忍ばせる。もうひとりが確認するとか言って「これはなんだ」といちゃもんをつける。パニックになって懸命に説明する。「分かった、分かった」と言いながら財布を返してくれる。「なんと物分りのいい警官」だと安心していると、その間に現金が抜かれている。
渋滞の車。停止するとトランクがルーズになる人がいる。ひとりがトランクボタンを押して歩く。他の者が開いたトランクから金目のものを盗む。渋滞だから追えない。
エスカレータの上の人がコインを落とす。親切にそれを拾ってあげているうちに後ろの者にすられたことに気づかない。ケチャップを飛ばすような初歩的なものには出くわさない。
同じ人が何回も被害に遭う。日本人風、旅行者風は狙われる。サイドポーチはだめ。財布より裸銭。西海岸はnonスーツ。東海岸ならダークスーツ。中国なら汚い目の服装。現地に溶け込むことを考える。
狙われないようにするにはどうするか。狙われたとき被害を最小にするにはどうするか。お金を持っているようにみえないことが肝心。濱村