会社の正体
法人に発注される。相手の技術力・資金力・解決力を信用する。解決は個人の能力に依存するがチーム力に期待する。
大企業では資金も給料も諸費用も全部会社から出るようにみえた。何を要求してもびくともしない。純資産の従業員数分の1までは使う権利があると思っていた。増やせば誰にも迷惑を掛けない、文句があるかぐらいに。
ところが小さい会社を経営してみるとまったく違う。全部身銭が切られる思いだ。一銭も無駄遣いできない。給与も費用の精算も常にキャッシュフローと利益を考える。交際費や会議費も交通費も当然とはしない。最小限に絞る。給料やボーナスを払って家族を含む社員を幸せにしなければという重圧が常にのしかかる。
すべての出発点はそこにある。ひとりひとりが解決に責任を持つ。コスト意識は必然。利益意識をもって法人として契約する。会社を仕事の窓口として使う。濱村