不思議だらけの経営者


日本の経営者は急激に変化することを不得意とする。コンピュータ、半導体、携帯電話。専門的であることを理由にして技術の本質や市場を理解しようとしない。社会インフラのようにゆっくりと変化するものには精度高く追従する。変化の早いものは穴だらけ。合議制の日本の会社では成功しない。 ベンチャーは別。

 

大手の会社では40代の後半になってやっと経営のまねごとをする。大概は経営の専門家ではない。担当してきた分野には強いが、それ以外には薄い。儲けるのはどうしたらよいか。人・金・物・時間などのすべてのリソースをバランス良くスピーディに使いこなすことができない。

 

GMは52歳の女性をCEOに、41歳の男性を社長にする。日本では考えられない人事。それだけの英才教育をしてきたのだろうか。技術出身と元CFO。専門家ではない。今後が楽しみである。

 

経営の神様と呼ばれる人たちには哲学がある。カリスマがある。特別に経営学を学んでいない。濱村