ピラミッド


男子体操の内村選手、フィギュアの高橋選手、浅田選手。世界最高峰級の選手がいると後輩が続く。一気に底辺が拡大する。選手層が厚くなる。

目標が明確になる。手本が近くにある。彼らの不断の努力がみえることが大きいのではないか。天分もあるだろうが、それをモノにするための節制と練習。見えない部分がみえる。話を聞くことができる。

 

技術の世界でも同じである。天才エリート技術者がでると不思議と後継者が育つ。自分で育ったように勘違いする。先輩の成果の上に足している。ニュートンの微積分の前にいちいち戻ってはいない。天才エリートのバイアスがきいている。

 

有馬記念でオルフェーブルが圧勝した。その子供たちが活躍する日も真近である。純粋の血統でピラミッドを作る。

 

過去のデータから新しいものは生まれない。その上に新しいデータが積み上がるのは事実である。基本・基礎になるものがDNAになっている。濱村