ぬるぬる


うなぎ。蒲焼>白焼。お重>ひつまぶし。関東>関西。秘伝のたれ。注ぎ足して使う。代々の店主しかレシピを知らない。関東大震災や神戸地震でも「たれ」を一番先にに持ち出したという。関東の背割り、関西の腹割り。武士の多かった江戸は腹切り(切腹)を連想して嫌がった。関東は焼く前に蒸す。身が柔らかくなってとろとろ・ふわふわ。旨い。

 

中国山地の集落は「わに」と言ってさめを食す。白身。醤油・みりん・砂糖で炊く。古くなるとアンモニア臭がする。なまずも同じような白身。虫がいるとか言って食べなかった。米国ではキャットフィッシュ。メニューの中にあった。

 

おくら、じゅんさい、やまいも、ぬるぬるは野菜にもある。いずれも精のつくものばかりだ。

 

粘って粘って、仕事もやり遂げる。濱村