濵ちゃんの足跡

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楽しいはずの登山が死の山になった。御嶽山3067m。岐阜と長野の県境。百名山のひとつ。3000m超では最西。35年前、7年前、そして今回と、比較的最近もよく噴火している。死亡者55名(+不明者8名)の大半は損傷死だという。捜索隊には頭が下がるが、足元を苦しめている降灰による呼吸死ではない。白煙→水蒸気爆発でも火山弾・礫や岩が登山者を襲う。

GPSや傾斜計による山岳膨張はなく、火山性の微動だけでは噴火の予知には限界であったと気象庁はいう。果たしてそうだろうか。命がけの登山をしなくても紅葉は待てる。

人間には安心・安全と同じくらい危険なことをする権利があるそうだ。たとえば冬山登山。だから第三者が止められない。

麓までには何倍もの登山者がいただろう。生存者のPTSDも問題になる。入山を禁止するとか、火山性の地震数をH/Pに載せるくらいの限定的な措置はとれたのではないか。濱村

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