濵ちゃんの足跡

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真逆の司法判断

理解し難いことになった。有明海の干拓。漁業者の訴訟では潮の流れを改善すべしと開門の判断。農業者の訴訟では塩害が出るとして閉門。管理している国は上告するものの動けなくなった。どちら側かに補償金を払わざるを得ない。

漁業者と農業者が直接争った訳ではない。漁業者と国、農業者と国の別々の訴訟であり、それぞれの訴訟範囲で判断されると真逆になってもおかしくない。訴訟関係が限定される司法判断に全体最適の責任はない。

利害関係者同士で直接話し合うしかないが、要求が180°違うので解決は簡単ではない。

現状はどうあれ干拓を推進した国は所期の目的を完遂するしかない。農地の拡大で閉門のまま、漁業者に補償金を積むしかないように思う。濱村

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