濵ちゃんの足跡

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温度

-273℃。絶対温度が存在する。一方、太陽の表面温度は6000℃、中心温度は1500万℃。春うららかな20℃でも随分温度の底にいる。42~3℃でたんぱく質が壊れるからである。

シベリアの極寒地-70℃でも中東の砂漠+50℃でも人間は住んでいる。比熱の問題はあるが120℃のレンジがある。実に広い適応性がある。人間は絶対的な温度と微分値を感じる。春を暖かいと感じ夏暑く冬寒いのは前者である。-70℃でも-40℃になったら温かいと感じるのは後者。

シカゴでは-20℃で外出禁止になって、冬鳥が自由に飛び回っていた。クマムシは-270℃超でも生きる。

約30億kmの地球から最も遠い天王星は-200℃超の極低温の世界。

温度を考えても実に楽しい。海に例えるなら人間は海面に行けない深海魚だ。濱村

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