濵ちゃんの足跡

前のページ 次のページ 目次へ戻る

58.地球温暖化/環境問題について

そもそも「空気が只でなくなると」いう意味は、京都議定書で各国▲6%のCO2削減を目標にすることが決まりましたが、「目標を達成できない国は、目標を達成した国のその目標以上の削減分の一部または全部を購入して帳尻をあわせることができる」というルールがあり、この権利をお金を出して購入するというところから来ています。

現実問題として目標未達の国の日本があり、目標以上に削減した国としてロシアやハンガリーなどがあります。日本は1.6%の未達の予想で、これを補うためにハンガリーから200億円でその権利を購入するという話がニュースとして流れた訳です。

地球温暖化の例もたくさん見ます。直近ではヒマラヤの大氷河の後退が新聞に載っていました。30年前との比較写真があり、唖然とするほどの違いがありました。気温が下がって溶ける、雨が降って溶ける、降雪は少ない、こういうことが重なって、どんどん氷河が溶け出しているそうです。北極圏の氷大陸の縮退のニュースもありました。これもずいぶん小さくなっています。氷が柔らかくなって、白熊が海から上がれなくておぼれたり、餌になる動物が減って個体数もどんどん減っているという話もあります。

また、今月の青森や秋田地方の大雪も、なんと地球温暖化、日本海の海水温度の上昇に原因があるというのです。海水温度が高くなって蒸発する水分が多くなり、そこにシベリアからの寒気が下りて来て、一気に冷やされて豪雪になるというメカニズムだそうです。ちょっと話が飛びますが、日曜日に映画「続・夕日の三丁目」を見てきました。昭和34年頃は、扇風機があるだけで、エアコンはまったくなく、ほんとうにそういう時代だったなあと感慨深く観ていました。我慢できないくらい暑かったけど、その分エネルギー消費は少なかったと思います。

CO2削減が我々のビジネスに直結した例としては、宇高国道フェリーのETC利用があります。駐場車時間の短縮、フェリーで一括運搬することによるガソリン消費の削減などで確実にCO2が削減されとPRしていました。こういう時期ですから、我々もこまめに身の回りでできる環境対策をする必要があります。

・節電しているか?

・紙の無駄遣いはないか?

・車の利用を減らし、公共交通機関を使うようにしているか?

・1枚多く着込んで、暖房温度を低めにしているか?

などなど、気をつけることはいくらでもあります。

日本の1.6%の未達は、新潟沖地震で原子力発電所が使えなくなり、火力発電に切り替えたことが大きく、このような大きな事故があったから仕方ないというような見方もできますが、そうではなく、やっぱり「塵も積もれば山」ですから、自らが、家庭で、会社、社会全般で環境に関して問題意識を持って対応していく必要があると思います。

前のページ 次のページ 目次へ戻る