濵ちゃんの足跡

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33.鈍感力

昨日は暑かったですね。3月のはじめだと言うのに、もう夏日(気温が25度以上)という声を聞きました。夕べ寝苦しかったのも暑さのせいかも知れません。二月堂のお水取りが終わる3/18頃までは、三寒四温、体調を壊さないように十分気をつけて下さい。

ところで、最近、小泉前首相が安部首相に推奨したという渡邉淳一、あの「愛の流刑地」や「ひとひらの雪」の作家の渡邉淳一の「鈍感力」という本を、早速読んでみました。一言でいうと「敏感すぎるとよくない、鈍感であることも大事」ということを、いろんな例を引きながら説明しています。細かいことや、他人の言うことに、いちいち反応していたのでは大きな仕事はできないよと言っています。渡邉淳一はもともと医者ですから、そのあたりの例が多いのですが、例えば、皮膚の敏感な人は、蚊に刺されただけで膨れたり、ひどいひとはかぶれたりする、そうでない人は全然気にならない。胃腸の敏感な人は、ちょっとの食べすぎでおなかを壊してしまうけれども、そうでない人はバンバン食べても平気。もちろん精神的に敏感な人がいるのに対して、糠に釘というか、暖簾に腕押しというか、非常に我慢強い、包容力の強い茫洋とした人もいる。

たくさんの説明がありますが、でも、これらはすべて鈍感がいいといっているけど、敏感が悪いと言っているのではありません。敏感すぎるのがよくないと言っているのだと思います。もちろんまったくの鈍感もこまります。使い物になりません。ですから、ちょうどいいバランスである「過敏」と「鈍感」の真ん中の「敏感」が一番だといっているのだと思います。

その敏感さで、3月の営業でまだ計画値に達成していない人は、今年度予算の残り分を貰ってくる営業、ほぼ見えている人は来年度への仕込みをしっかり行って下さい。

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